イケメンエリート、最後の独身


「パソコンとにらめっこをして、IT用語を一生懸命覚えて…
ネットを通じて様々な国の方々と受付としてかかわる仕事は素晴らしいと思うのですが…
 でも…
 夜になれば、大変だったけど、あの頃、私の手助けを必要としている子供達の笑顔を思い出す事が多くなって…
 この歳になって、貯金もほとんどない自分に焦りを感じてこの仕事に就いたはずなのに…
 自分がやりたい事、求めている事が分からなくなってきました。
 いや、多分、もう分かっているのかもしれない。
 それについて真剣に考える事をしていないだけで…」

 萌絵は無理に笑顔を作るしかなかった。
 謙人の事やホヨンの事は、今は全く頭にも浮かばない。
 萌絵の本心の叫びは、やりがいを見いだせない今の状況だった。

「萌絵…
 私はこうなる事を最初から分かっていたのよ」

「え?」

 萌絵は驚いてソフィアを見つめた。


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