イケメンエリート、最後の独身


「EOCの慈善事業部として、あなたと本契約を結びたいと思っています。
 以前に話した通り、EOCが慈善事業に取り組んでいるという事は分かってくれていると思うけど、そこであなたに働いてもらいたいと思ってる。
 今は、ヨーロッパと中東地域とアフリカの三か所に拠点を置いている事も、この間、話したわよね。
 もし、あなたが私達のこの事業に加わってくれるのなら、あなたの好きな地域を選んでくれていい。
 そして、ここが大切なポイントよ。
 EOCの人間としてこの事業に携わるということは、それはボランティア活動ではない。EOCの社員として、ちゃんとした報酬を払います。
 だから、お金の心配は要りません。夏休みや冬休みには日本に帰る事だって余裕でできる。それくらい、あなたは稼げるという事。
 どう? やってみる気はない?」

 萌絵はソフィアの提案にまだ頭がついていけない。
 自分にとってやりがいのある仕事は、苦しんでいる人達の役に立つ事、可愛らしい笑顔を引き出す事。

「だけど、そんな立派な仕事… 私なんかでいいんですか…?」

 ソフィアはクスッと笑った。


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