イケメンエリート、最後の独身


「萌絵…
 あなたじゃないとだめなのよ。
 あなたの今までの功績はちゃんと把握しています。あなたと一緒に働いた人達にも話を聞く事ができた。
 どんなに大変な仕事でも、楽しそうに笑顔を絶やさずに頑張ってたと。
 ここ東京の方であなたを採用したけれど、私は最初からあなたを引き抜きたいと思ってた。
 でも、無理強いはしない。
 あなたが納得してきてくれればの話だから」

 萌絵は涙が溢れて止まらない。
 日本に帰ってからずっと心に穴があいたような気分だった。IT関連の仕事は萌絵にとってはすごく難しくて、最近はこの仕事が向いていない事を色々な場面で思い知らされた。
 ソフィアからの提案は、神様からのギフトとしか思えない。
 今のこの仕事を辞める事ばかり考えていたから。

「考えたいならすぐにとは言わない。しばらくじっくり…」

「やります! やらせてください。
 私の事を必要としてくれる人がいるならば、その人達のために一生懸命働きたいです…」

 ソフィアは大きく頷いてくれた。

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