イケメンエリート、最後の独身


「分かったわ。私も嬉しい。
 それじゃ、そちらの事業データをあなたのパソコンに送るから、どこの場所を拠点としたいか、それだけを先に決めてほしい」

「はい」

「分からない事があったら明智くんに聞いて。
 明智くんには話を通しておくから」

 萌絵は夢を見ているようだった。
 大好きなボランティアの仕事で食べていける。それもEOCの一員として。
 身体の震えが止まらない。
 そして、ソフィアとのリモート面談が終わって一息ついた時、萌絵の頭の中に謙人の顔が浮かんだ。
 謙人さんは喜んでくれるかな…

 でも、ソフィアとの面談の日から二日が過ぎても、まだ謙人ともホヨンとも会えずにいた。


< 134 / 227 >

この作品をシェア

pagetop