意地悪王子様のホワイトデー大作戦
「残念、私の勝ちね」
僕から、唇を離すと、実花子は、僕の唇についたオレンジベージュの唇を左手の人差し指で、そっと拭った。
「び……っくりした」
実花子が、クスクスと笑う。
「千歳からのホワイトデーのプレゼントのお返しよ」
実花子が、僕に、にこりと微笑むと、掌を差し出した。
「ね、次は、どこ連れて行ってくれるの?」
僕も薬指に永遠の証を嵌めた実花子の左掌をそっと握りしめる。
「今から、リッツ・カールトルホテルで、イタリアン食べて、そのあと最上階のスイート予約してるから夜景見ながら、ベッドでおしゃべりしよ」
手を繋いで、ようやく歩き出せば、実花子が、幸せそうに僕の肩にこつんと額を寄せる。
「千歳、これからも二人の初めてを沢山積み重ねていこうね」
そして、繋いでいる小さな掌が、僕の掌にキュッと力を込めた。
「うん、そう、だね」
僕は、赤い顔を隠すように夜空を見上げた。
(まいったな。僕は、目の前のお姫様に完敗だ)
僕と実花子の未来が重なった今日という日を僕は、生涯忘れることはないだろう。隣では、我儘で、全然素直じゃなくて、色々と拗らせてる僕のお姫様が、僕を見上げて微笑んでいる。
「ほんと、千歳は、しょうがないなぁ。私のことが大好きすぎるんでしょ」
「何、僕の真似するのやめてよね」
僕達は、笑い合うと、もう一度、触れるだけのキスをした。
僕は、これからも生涯飽きることなく、隣のお姫様を一生かけて愛し続けるのだろう。
僕から、唇を離すと、実花子は、僕の唇についたオレンジベージュの唇を左手の人差し指で、そっと拭った。
「び……っくりした」
実花子が、クスクスと笑う。
「千歳からのホワイトデーのプレゼントのお返しよ」
実花子が、僕に、にこりと微笑むと、掌を差し出した。
「ね、次は、どこ連れて行ってくれるの?」
僕も薬指に永遠の証を嵌めた実花子の左掌をそっと握りしめる。
「今から、リッツ・カールトルホテルで、イタリアン食べて、そのあと最上階のスイート予約してるから夜景見ながら、ベッドでおしゃべりしよ」
手を繋いで、ようやく歩き出せば、実花子が、幸せそうに僕の肩にこつんと額を寄せる。
「千歳、これからも二人の初めてを沢山積み重ねていこうね」
そして、繋いでいる小さな掌が、僕の掌にキュッと力を込めた。
「うん、そう、だね」
僕は、赤い顔を隠すように夜空を見上げた。
(まいったな。僕は、目の前のお姫様に完敗だ)
僕と実花子の未来が重なった今日という日を僕は、生涯忘れることはないだろう。隣では、我儘で、全然素直じゃなくて、色々と拗らせてる僕のお姫様が、僕を見上げて微笑んでいる。
「ほんと、千歳は、しょうがないなぁ。私のことが大好きすぎるんでしょ」
「何、僕の真似するのやめてよね」
僕達は、笑い合うと、もう一度、触れるだけのキスをした。
僕は、これからも生涯飽きることなく、隣のお姫様を一生かけて愛し続けるのだろう。