独占愛~冷酷御曹司の甘い誘惑
自分の立場に悶々としている間にも、粛々と結婚式の準備は進んでいく。
百貨店で結婚指輪について意見を聞かれたが、私は宝飾品に疎い。
格式やしきたりとの関係性もわからず怖くなり、瑛さんに一任するしかなかった。
彼は少し怪訝な表情を見せたが、なにも口にしなかった。
週が明け、重い心と体をひきずり出社した。
昨夜も甘やかすように抱きしめられたまま眠りについた。
筋肉質な腕の温もりと優しい仕草に、ふいに胸が詰まり泣きたくなった。
なぜ、隣にいるだけでこんなに心が乱れるの?
どうして周囲の目が以前より気になるの?
さらに、結婚後もしばらくは退職しなくていいと改めて言われた。
『一族の人間はなにかと騒ぎ立てるだろうが……好きにしろ。お前の決断は俺が守る』
『……いいんですか?』
『例えば妊娠していて、体調も良くなければ話は別だが。ああ、そうか、結婚したら堂々と抱き潰せるな?』
クスクスとなぜか楽しげに声を漏らす姿に、目を見張った。
『な、なにを言って……』
『俺は本気で愛する人に出会って結婚する、幸せな男と世間で噂されているそうだ』
どうやら再びの婚約を、マスコミに公表したらしい。
しかも以前に言っていたひと目惚れ説を、本当に口にしたという。
突拍子のない話に胡乱な目を向けると、彼が私の耳に形の良い唇を寄せてささやく。
『事実だろ? お前は俺だけのものだ』
言うが早いか、頬に長い指を滑らせ唇を奪う。
上唇を食まれ、繰り返される口づけに簡単に陥落してしまう。
案の定寝室に連れ込まれ、朝まで離してもらえなかった。
甘い夜の記憶に、自然と頬が熱くなる。
百貨店で結婚指輪について意見を聞かれたが、私は宝飾品に疎い。
格式やしきたりとの関係性もわからず怖くなり、瑛さんに一任するしかなかった。
彼は少し怪訝な表情を見せたが、なにも口にしなかった。
週が明け、重い心と体をひきずり出社した。
昨夜も甘やかすように抱きしめられたまま眠りについた。
筋肉質な腕の温もりと優しい仕草に、ふいに胸が詰まり泣きたくなった。
なぜ、隣にいるだけでこんなに心が乱れるの?
どうして周囲の目が以前より気になるの?
さらに、結婚後もしばらくは退職しなくていいと改めて言われた。
『一族の人間はなにかと騒ぎ立てるだろうが……好きにしろ。お前の決断は俺が守る』
『……いいんですか?』
『例えば妊娠していて、体調も良くなければ話は別だが。ああ、そうか、結婚したら堂々と抱き潰せるな?』
クスクスとなぜか楽しげに声を漏らす姿に、目を見張った。
『な、なにを言って……』
『俺は本気で愛する人に出会って結婚する、幸せな男と世間で噂されているそうだ』
どうやら再びの婚約を、マスコミに公表したらしい。
しかも以前に言っていたひと目惚れ説を、本当に口にしたという。
突拍子のない話に胡乱な目を向けると、彼が私の耳に形の良い唇を寄せてささやく。
『事実だろ? お前は俺だけのものだ』
言うが早いか、頬に長い指を滑らせ唇を奪う。
上唇を食まれ、繰り返される口づけに簡単に陥落してしまう。
案の定寝室に連れ込まれ、朝まで離してもらえなかった。
甘い夜の記憶に、自然と頬が熱くなる。