【短】蒼くんは私のことを愛したくてたまらない!
「好きですって…まず、お前誰だよ」
あれ…?想像していたより高圧的だな…。私が知ってる先輩と別人みたい…。だけど、初対面の人にいきなり告白されたら身構えちゃって当然よね。
実は先輩と会話するのは、今日が初めて。覚えてもらうためにも、気を取り直して名前を言う。
「そ、そうですよね…名乗らずにすみません。私は一つ下の学年の那北 優奈といいます…せ、先輩を初めて見た時から好きで、それで…」
「それで…?そんな変な菓子持って、付き合ってください…?ふざけんなよ。誰がそんな安っぽいもので心動かされるとでも?」