光の中の闇と闇の中の光

らんの好きな人



その日、らんは今までにないほど上機嫌だった。


〝私の好きになった人が神様だった!そりゃ私の目に狂いはなかったわ!”って


それを聞いたお母さんが自分のことのように喜んでいた。


きっと私がこんなことになってもそんなに喜んではくれなかっただろう。


そう考えると悲しくなる。


いくら私の本当の母親じゃなくても私のことを少なくとも一応は育ててくれた継母なんだから。


「はぁーーー」


今までに何十回と吐いてきたため息。


ため息をつくと幸せが逃げるというけれど私は軽く10年分くらいの幸せを逃がしてしまっていると思う。


「はぁーーー」


そんなことを考えていたら、またため息をついてしまっていた。
< 7 / 37 >

この作品をシェア

pagetop