愛よりもお金が大事。
その日、午前中は自分の仕事の引き継ぎで、
同じ課のメンバーに振り分って行く。
みんな、今より仕事が増えるから、苦笑い。


そして、昼休み。美里とランチに行く。
うちの会社は飲食系なのに、食堂がなく。
自社ビルに入っている、うちの会社が運営する飲食店に行くか、
外に出て食べに行くか。


美里と迷う事なく、近くのイタリアンのお店に入った。
昔から、美里とのランチはこの店が定番だから。


「それにしても、花梨とランチ久しぶりだね?
花梨は滅多に会社に居ないもんね」


「ごめん。急に誘って。美里お弁当だったのに」


「いいよ。お弁当は三時の休憩に食べちゃうから。
最近さらに食欲が凄くて。
また体重増えたら、先生に怒られるけど」


そう笑う美里は、確かにふっくらした。
妊娠後期でお腹が大きいだけじゃなく、以前と比べ顔もふっくらとしている。
なんだか、全身から幸せオーラが出ている。


美里が大学の時から付き合っている彼氏と結婚したのは、ちょうど二年前。
そして、もうすぐ子供も産まれる。
美里は、旦那さんの事が本当に好きで好きでたまらないみたいだからな。


二人共、同じランチのセットを頼み。
お腹が満たされて来た所で、また会話を再開させる。


< 33 / 96 >

この作品をシェア

pagetop