愛よりもお金が大事。
「とにかく、私は冬野なんか好きじゃないし、一課に行って、エリート商社マンを狙うから!」
「ちょっと、花梨!!」
目の前の美里は、慌ててそう声を出して。
あ、ちょっと、公共の場で声が大きかったかな?と、反省。
隣に人の気配を感じ、そちらをチラリと見ると、冬野が立っている。
「店、けっこう混んでるから、一緒させて」
冬野は私の隣の席に座ると、近くに居たウェイターさんに、ドリアのランチセットを頼んでいた。
私と同じように、落ち着かない様子の美里。
私と向かい合うように座ってる美里には、私の背後からこちらに歩いて来る冬野の姿が見えていたのか。
「冬野、あの、ごめんね!」
このなんとも言えない空気に耐えきれなくて、一番初めに美里が冬野に謝る。
「え、近藤が謝んなくても」
冬野は、今も美里の旧姓の近藤で呼んでいる。
「やっぱり、私が悪いの?」
と、言ってみて。
特に、私が悪いわけじゃないよな?と思う。
「どう考えても、タイミング悪くこの席に来た俺が悪いんだろうな。
席空いてなくて、お前ら見付けてラッキーと思ったけど、アンラッキーみたいで」
アハハ、と冬野は何処か自虐的に笑っている。
「ちょっと、花梨!!」
目の前の美里は、慌ててそう声を出して。
あ、ちょっと、公共の場で声が大きかったかな?と、反省。
隣に人の気配を感じ、そちらをチラリと見ると、冬野が立っている。
「店、けっこう混んでるから、一緒させて」
冬野は私の隣の席に座ると、近くに居たウェイターさんに、ドリアのランチセットを頼んでいた。
私と同じように、落ち着かない様子の美里。
私と向かい合うように座ってる美里には、私の背後からこちらに歩いて来る冬野の姿が見えていたのか。
「冬野、あの、ごめんね!」
このなんとも言えない空気に耐えきれなくて、一番初めに美里が冬野に謝る。
「え、近藤が謝んなくても」
冬野は、今も美里の旧姓の近藤で呼んでいる。
「やっぱり、私が悪いの?」
と、言ってみて。
特に、私が悪いわけじゃないよな?と思う。
「どう考えても、タイミング悪くこの席に来た俺が悪いんだろうな。
席空いてなくて、お前ら見付けてラッキーと思ったけど、アンラッキーみたいで」
アハハ、と冬野は何処か自虐的に笑っている。