あくまくんが愛してやまない。
「ふ、……ぅ、もうだめ……っ」
「だから、止まんねえって」
「でも、もう……頂上来ちゃう」
「さすがに俺も我慢してやれるほど、優しくないけど」
そう言いながらも、最後にもう一度、恭平くんはわたしの唇に軽くキスを落とした。
止められないって言うくせに、そういうところはわたしに甘い。
解放されてもまだ熱い空気が観覧車の中に立ち込めていて、ぱたぱたと手で仰いで頬を冷ます。
ふと恭平くんを見つめると、わたしのリップが滲んだ彼の紅い唇が、妙に色っぽくてドキッとした。