あくまくんが愛してやまない。
「お、すっげえ綺麗じゃん」
すっかりわたしから景色へとシフトチェンジした彼は、そう声をあげた。
恭平くんと同じように地上の世界を眺めると、夜に散らばる様々な色彩たちが目を奪う。
美しい景色に感嘆の息を吐いていると、恭平くんはそんなわたしを見てくすりと笑う。
「俺、いま超幸せ」
「……うん、わたしもだよ」
ストレートに気持ちを伝えてくれる恭平くんが大好きだ。
そのたびにわたしの心臓がうるさくなるのは仕方ないけどね。
「また、ふたりで来ようね」
「ん。冬はイルミネーションとかも見れそう」
「素敵……! クリスマスもいっしょに過ごしたいなあ」
「もちろん。可愛い彼女のお願いなら、ぜんぜんなんでもする」