あくまくんが愛してやまない。



「お、すっげえ綺麗じゃん」



すっかりわたしから景色へとシフトチェンジした彼は、そう声をあげた。


恭平くんと同じように地上の世界を眺めると、夜に散らばる様々な色彩たちが目を奪う。


美しい景色に感嘆の息を吐いていると、恭平くんはそんなわたしを見てくすりと笑う。



「俺、いま超幸せ」


「……うん、わたしもだよ」




ストレートに気持ちを伝えてくれる恭平くんが大好きだ。


そのたびにわたしの心臓がうるさくなるのは仕方ないけどね。





「また、ふたりで来ようね」

「ん。冬はイルミネーションとかも見れそう」


「素敵……! クリスマスもいっしょに過ごしたいなあ」


「もちろん。可愛い彼女のお願いなら、ぜんぜんなんでもする」




< 325 / 328 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop