Contact〜再会した初恋の君に〜
「紗希、もう我慢できないから覚悟して…」
少しだけ離された唇でとんでもないことを言ってきて、気がつけば朝なのに激しく抱かれていた。
お互いの想いと身体を重ね合った後、ベッドの上で宏和の腕に包まれていると、宏和の手が再び私に触れてきた。
「えっ…」
もう一度なんて無理、と思って両手で宏和の肩を押した。
「だ、だめ…。これ以上は無理」
「でも、まだ紗希が足りないんだよな…」
「も、もう、ご飯食べようって言ってたのに、何してんのよ」
頬を膨らませて抗議する。
「拗ねるなよ」って言われたと思ったら、私の口を塞いでくるから困ってしまう。
「だから…今はもう無理。お腹空いちゃったの」
宏和がキスをしてくる合間に頬を膨らませ訴えてみると、私の頭を撫でて柔らかな表情を見せてくれた。
「ごめん。ごめん。紗希があんまり可愛いから我慢するの大変なんだよ。でも、紗希のお願いを聞いてあげたいから、今はこれ以上はしないよ」
「本当に?」
「本当に…今はもうしない。でも、今晩は我慢できないかもよ」
「えっ!? 本気?」
「まぁ、本気ではあるけど…さすがに一度家に帰らないとまずいだろ?」
無言で首を縦に振ってみせると、宏和は「残念だけど、次に会う時まで我慢するか」と肩をすくめていた。
「早く紗希のご両親に結婚の許可をもらいに行って、この家で暮らせるようにしよう」
「うん…」と答えると額どうしをコツンと合わせ、軽く触れるだけのキスをされた。