魔法のいらないシンデレラ 3
瑠璃がすみれに微笑んだ時、ドアがノックされ、永井がキャスター付きのベビーコットを押しながら入って来た。
「お待たせ致しました。赤ちゃんをお連れしましたよ」
「え、あかちゃん?!」
すみれの顔がパッと明るくなる。
「一生さん。すみれと一緒に赤ちゃん見てあげて」
瑠璃の言葉に頷くと、一生はすみれを抱き上げてベビーコットに近付き、そっと赤ちゃんの顔を覗き込んだ。
真っ白な産着を着た小さな赤ちゃんは、スヤスヤと気持ち良さそうに眠っている。
「うわー、かわいい!」
すみれは両手を口元にやり、うっとりと赤ちゃんを見つめた。
「ああ、可愛いね。小さくて、可愛くて、大切な命だね」
一生は、また涙で目を潤ませる。
瑠璃は、ふふっと笑ってから二人に話しかけた。
「一生さん、すみれ。赤ちゃん、どっちだと思う?男の子か女の子か」
「え?あっ…」
一生は、また赤ちゃんを覗き込む。
無事かどうかを気にするあまり、性別の事をすっかり忘れていた。
「どっちだろう…。すみれはどう思う?」
「うーん…。かわいいあかちゃんだとおもう」
瑠璃と一生は、思わず笑い出す。
「ははは!確かに。可愛い赤ちゃんだよね。すみれ、正解だよ」
そう言ってすみれの頭をなでてから、ふと一生は、ベビーコットに付いている名札を見た。
「お待たせ致しました。赤ちゃんをお連れしましたよ」
「え、あかちゃん?!」
すみれの顔がパッと明るくなる。
「一生さん。すみれと一緒に赤ちゃん見てあげて」
瑠璃の言葉に頷くと、一生はすみれを抱き上げてベビーコットに近付き、そっと赤ちゃんの顔を覗き込んだ。
真っ白な産着を着た小さな赤ちゃんは、スヤスヤと気持ち良さそうに眠っている。
「うわー、かわいい!」
すみれは両手を口元にやり、うっとりと赤ちゃんを見つめた。
「ああ、可愛いね。小さくて、可愛くて、大切な命だね」
一生は、また涙で目を潤ませる。
瑠璃は、ふふっと笑ってから二人に話しかけた。
「一生さん、すみれ。赤ちゃん、どっちだと思う?男の子か女の子か」
「え?あっ…」
一生は、また赤ちゃんを覗き込む。
無事かどうかを気にするあまり、性別の事をすっかり忘れていた。
「どっちだろう…。すみれはどう思う?」
「うーん…。かわいいあかちゃんだとおもう」
瑠璃と一生は、思わず笑い出す。
「ははは!確かに。可愛い赤ちゃんだよね。すみれ、正解だよ」
そう言ってすみれの頭をなでてから、ふと一生は、ベビーコットに付いている名札を見た。