先生の愛が激重すぎる件
「……嬉しいよ。嬉しいけど、こんなことしてもらっていいのか分からなくて……」
すると先生はため息とともに言った。
「そういうところなんだよな……」
かわいげがないとでも言いたいのだろうか。
でも理由もなくたくさんお金を使ってもらうことに対して素直に喜べない性分のだから仕方がないじゃないか。
甘えることもねだることも苦手だ。
「俺が明日美を好きな理由のひとつ。してもらって当たり前って思わないところ」
「え……そ、そうなの? てっきり嫌われたかとおもった」
「まさか。遠慮しまくる明日美にご奉仕するのが快感なの、分かる?」
先生は私に耳打ちしながらニヤニヤしている。
「……変態」
ぼそりと呟くと、先生は私の手を掴んだ。
「ああ、そうだよ。これが明日美しか知らない本当の俺さ」
「私しか知らない……当然だよ。絶対に他人に知られたらダメだからね!」
着ていた部屋着をショップの紙袋に入れてもらいお会計を済ませた私たちは当初の目的であるジュエリーショップへと向かった。
傘を預けて店内へ入る。
閉店間際だからか、客は私たちしかいない。
「いらっしゃいませ。どのようなものをお探しですか?」
黒いスーツを身にまとった女性店員がにこやかに話しかけてくる。
そう聞かれても私は突然連れてこられただけで、何を買うかも考えていない。
「……正臣」
戸惑いながら先生の顔を見上げる。すると先生は「指輪でもネックレスでもピアスでも、好きなものを選べ」と私にいった。
「好きなものって言われても……」
職場ではピアスを付けることは禁止されている。業務中に外れてしまう危険性があるからだ。指輪は結婚指輪しかつけてはいけない決まりだ。
「じゃあ、ネックレスをみせてください。シンプルなもので襟に隠れる感じのものを」
「かしこまりました。いくつかお持ちいたしますのであちらのソファーにおかけになってお持ちください」
別の店員さんに案内され、店内のソファーへ先生と並んで腰を下ろした。
それからすぐに皮のトレイに乗せられたジュエリーが間の前のテーブルに置かれる。私のリクエスト通り、華奢なチェーンと小ぶりのチャームのネックレスばかり並んでいる。
「わあ、どれも素敵ですね」
すると先生はため息とともに言った。
「そういうところなんだよな……」
かわいげがないとでも言いたいのだろうか。
でも理由もなくたくさんお金を使ってもらうことに対して素直に喜べない性分のだから仕方がないじゃないか。
甘えることもねだることも苦手だ。
「俺が明日美を好きな理由のひとつ。してもらって当たり前って思わないところ」
「え……そ、そうなの? てっきり嫌われたかとおもった」
「まさか。遠慮しまくる明日美にご奉仕するのが快感なの、分かる?」
先生は私に耳打ちしながらニヤニヤしている。
「……変態」
ぼそりと呟くと、先生は私の手を掴んだ。
「ああ、そうだよ。これが明日美しか知らない本当の俺さ」
「私しか知らない……当然だよ。絶対に他人に知られたらダメだからね!」
着ていた部屋着をショップの紙袋に入れてもらいお会計を済ませた私たちは当初の目的であるジュエリーショップへと向かった。
傘を預けて店内へ入る。
閉店間際だからか、客は私たちしかいない。
「いらっしゃいませ。どのようなものをお探しですか?」
黒いスーツを身にまとった女性店員がにこやかに話しかけてくる。
そう聞かれても私は突然連れてこられただけで、何を買うかも考えていない。
「……正臣」
戸惑いながら先生の顔を見上げる。すると先生は「指輪でもネックレスでもピアスでも、好きなものを選べ」と私にいった。
「好きなものって言われても……」
職場ではピアスを付けることは禁止されている。業務中に外れてしまう危険性があるからだ。指輪は結婚指輪しかつけてはいけない決まりだ。
「じゃあ、ネックレスをみせてください。シンプルなもので襟に隠れる感じのものを」
「かしこまりました。いくつかお持ちいたしますのであちらのソファーにおかけになってお持ちください」
別の店員さんに案内され、店内のソファーへ先生と並んで腰を下ろした。
それからすぐに皮のトレイに乗せられたジュエリーが間の前のテーブルに置かれる。私のリクエスト通り、華奢なチェーンと小ぶりのチャームのネックレスばかり並んでいる。
「わあ、どれも素敵ですね」