先生の愛が激重すぎる件
「はぁ~、生き返った」
濡れた髪をタオルで拭きつつソファーに座ってなにげなくテレビをつけた。
昼のワイドショー番組では話題のスイーツの特集が流れている。私はそれをぼんやりと流し見ていた。
「ハロウィンかぁ……縁がないな」
かぼちゃのスイーツは大好きだが、何でもハロウィン仕様にするのはいかがなものだろう。学生時代は仮装パーティーなんかにノリで参加したこともあったけれど、社会人になってからは全く興味もなくなってしまった。
「さて、ご飯食べよう。なににしようかな」
冷蔵庫の中身を眺めながらフレンチトーストにしようと決めた。卵と牛乳とそれとバター。食パンを四分の一に切り分けて卵液に浸す。バターをフライパンに落とし、ひたひたになったパンを並べて焼く。焼き目が付いたらメープルシロップをかけて少し焦がす。
甘く香ばしい匂いが立ち込め私の腹の虫がぐうーと鳴る。
白いプレートにそれらを並べてインスタントコーヒと一緒にテーブルに置く。
「いただきまーす」
甘いフレンチトーストはどうしてこんなに幸せな気持ちになるんだろう。自分で作ったとは思えないほど美味しすぎる出来栄えにテンションが上がった。
けれど、次の瞬間私の目はテレビに釘付けになる。
つけっぱなしにしていたワイドショー。話題の中心人物はあの椎名ほのかだ。
「今、人気のタレント椎名ほのかさんなんですが、先日生放送の出演ドタキャン騒動がありました」
仰々しくそう言うと、彼女の過去の映像が流れ始める。
「体調不良とのことでしたが、妊娠しているという噂もありますよね」
「そのようですね。もし妊娠しているとするとお相手はいったい誰なんでしょう?」
白熱し始めるトークに嫌気がさし、私はテレビの電源を落とす。
芸能人というものは仕事を突然休みことさえ許されないのか……なんだかとても気の毒に思える。
朝食を食べ終えた私は掃除や洗濯をして、少しだけ早めに病院へと向かった。
「明日美、お疲れ」
スタッフルームに入ると小春がだいぶ遅い昼休憩を取っていた。とても疲れた顔をしている。
「お疲れ! 今日忙しかったの?」
「そうなの。もうへとへと」
そう小春が言うのだから余程忙しかったのだろう。
「大変だったね~じゃあ、これでも食べて元気出して」
私は日光のお土産をテーブルに置く。
濡れた髪をタオルで拭きつつソファーに座ってなにげなくテレビをつけた。
昼のワイドショー番組では話題のスイーツの特集が流れている。私はそれをぼんやりと流し見ていた。
「ハロウィンかぁ……縁がないな」
かぼちゃのスイーツは大好きだが、何でもハロウィン仕様にするのはいかがなものだろう。学生時代は仮装パーティーなんかにノリで参加したこともあったけれど、社会人になってからは全く興味もなくなってしまった。
「さて、ご飯食べよう。なににしようかな」
冷蔵庫の中身を眺めながらフレンチトーストにしようと決めた。卵と牛乳とそれとバター。食パンを四分の一に切り分けて卵液に浸す。バターをフライパンに落とし、ひたひたになったパンを並べて焼く。焼き目が付いたらメープルシロップをかけて少し焦がす。
甘く香ばしい匂いが立ち込め私の腹の虫がぐうーと鳴る。
白いプレートにそれらを並べてインスタントコーヒと一緒にテーブルに置く。
「いただきまーす」
甘いフレンチトーストはどうしてこんなに幸せな気持ちになるんだろう。自分で作ったとは思えないほど美味しすぎる出来栄えにテンションが上がった。
けれど、次の瞬間私の目はテレビに釘付けになる。
つけっぱなしにしていたワイドショー。話題の中心人物はあの椎名ほのかだ。
「今、人気のタレント椎名ほのかさんなんですが、先日生放送の出演ドタキャン騒動がありました」
仰々しくそう言うと、彼女の過去の映像が流れ始める。
「体調不良とのことでしたが、妊娠しているという噂もありますよね」
「そのようですね。もし妊娠しているとするとお相手はいったい誰なんでしょう?」
白熱し始めるトークに嫌気がさし、私はテレビの電源を落とす。
芸能人というものは仕事を突然休みことさえ許されないのか……なんだかとても気の毒に思える。
朝食を食べ終えた私は掃除や洗濯をして、少しだけ早めに病院へと向かった。
「明日美、お疲れ」
スタッフルームに入ると小春がだいぶ遅い昼休憩を取っていた。とても疲れた顔をしている。
「お疲れ! 今日忙しかったの?」
「そうなの。もうへとへと」
そう小春が言うのだから余程忙しかったのだろう。
「大変だったね~じゃあ、これでも食べて元気出して」
私は日光のお土産をテーブルに置く。