恋の魔法なんて必要ない!~厭世家な魔術師と国外逃亡した私の恋模様~



とりあえず、詳しく話を聞いてみよう。

決断はそれからかな。


椅子からむくりと体を起こし、立ち上がる。




アンナの祖国では冬支度が始まる、そんな時期になりつつあった。



古びていて人間の熱がある、あたたかい家で過ごして、三月が過ぎていた。














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