極上タラシオトコの本気を引き出す方法
しばらくゆっくり歩いていると、広瀬先生が、「ちょっと座るか」と砂浜の近くの階段に腰掛けた。
私も一緒に座ろうとしていると、
「ごめん、やっぱ服汚れるな。
俺のジャケットの上に座る?」
と自分の着ているジャケットを脱ごうとしたから私は急いで「高い服じゃないので全然気にしないでください」と言ってさっと座った。
「そう?ありがとう」と言いながら広瀬先生はぼーっと海の方を見つめた。
「なんか、波の音聞いてたらすごい落ち着いて、普段あんま気にしてない星も見えるから結構好きなんだよな。
夜の海はこわい印象があったけど、来てみたら意外と落ち着く」
そう言って、広瀬先生は目を閉じてすーっと深呼吸をした。
「分かります。私も夜の海はこわいなってさっきまで実は思ってたんですけど、来てみたらすごくいいなって。」
私の言葉に広瀬先生は嬉しそうに笑ってくれた。