極上タラシオトコの本気を引き出す方法



広瀬先生は私の言葉を真剣な顔で頷きながら聞いてくれている。

少しでも先生の気持ちを軽くしてあげたくて、先生のしてきたことを認めたくて私は必死で言葉を紡いだ。



「それに、その治療が無ければ、その希望さえも見ないまま亡くなってしまうんです。


病気になったら人は誰だって大きく落ち込むし、耐えられない人だっている。
広瀬先生はそんな人たちの希望にいつだってなれる。

そばでこんな風に患者さんのことを考えてくれる広瀬先生がいるだけで、きっと患者さんの安心感は言葉で表せないほど大きかったと思いますよ。

だから、広瀬先生が何も出来なかったなんて思う必要、全くないです。

無力を感じる時があるかもしれないけど、絶対に先生に感謝してる人はたくさんいますから。
それにまだ、先生に希望を託してる人もたくさんいます。



いつも強くなくていいから、こうやって沈みそうになる夜があってもいいから、自分のことを少し、褒める日があってもいいんじゃないですか?

自分で褒めるのが難しいなら、私がいつだって、広瀬先生のこと褒めてあげる。」




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