極上タラシオトコの本気を引き出す方法
ちょっとたくさん言いすぎたかなと思って心配になったけれど、広瀬先生は私の肩に頭をぽんと預けて、「ありがとう」と弱々しく呟いた。
ちゃんと伝わったかな、私の想いも、広瀬先生に直接伝えられなかったであろう患者さんの思いも。
話してたら何が結局言いたかったのか分からなくなってあんまりまとまったこといえなかったけど、
今の広瀬先生を見ると、きっと少しは伝わってくれたんじゃないかと思う。
「莉子。本当にありがとな。
莉子のおかげで、こんな自分のことも認められそうだ。
そうだよな。俺が患者さんの希望、か。
少しでも大きな希望になれるように、俺も日々進化していかないとな」
「うん。
広瀬先生みたいないい先生の気持ちは絶対患者さんに直接届いてるから。」
そう言って私は広瀬先生をギュッと抱きしめた。
「でも、無理だけはしないでください。
広瀬先生だって、人間だからこうやって限界が来る日もあります。
そういう日はこうやって、私に頼ってくれたら嬉しいです。そしたらいつだってこうして、広瀬先生のこと、守ってあげられる。」