極上タラシオトコの本気を引き出す方法




「荷物は?」なんて自然に隣に立った広瀬先生に改めて緊張する。


「紗耶が…あ、水野が持ってくれてます!」



158cmの私からするとすごく高い広瀬先生を見上げるとやっぱり近くで見るとよりかっこいい彼にガチガチになる。


「そっか。」


そう言いながら進み始めた広瀬先生について行っていると自然と私の歩幅に合わせて歩いてくれた。



「そんな緊張されたら俺も緊張するじゃん。
オペ室では結構淡々と話してくれんのに」



「いや、だって。それは仕事の話ですから」



もっと可愛く受け答えしなよ。と自分自身でツッコミを入れたくなるほどきっと私の返答は可愛くない。


それに、ひとりだからと思って少しゆっくりメイクを直したし、私のことを結構待ってくれたに違いないのにこんな態度では広瀬先生も待ったことを後悔するかもしれない。



「遠藤さんって、休みの日はなにしてんの?」



「えっと…」



そんな可愛くない私にも広瀬先生は優しく歩み寄ってくれて話題を振ってくれた。




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