極上タラシオトコの本気を引き出す方法
俺の様子に違和感を覚えたのか、
「大丈夫ですか?緊急事態?」
なんて、葛城さんは心配そうにこちらに顔を向けた。
「いや、ちょっと。
大きな問題ではなさそうです。」
とだけ伝えると、「よかった」と微笑み、また話を続けた。
俺は何となく話が頭に入らず、ぼーっと莉子のことを考えた。
あの可愛い莉子をもし、西村先生が持ち帰ったら。
今は俺だけが見ていた莉子の表情も反応も、全部あいつのものになるかもしれない。
西村先生なら、莉子の行きたいところに連れて行ってくれて、食べたいものを食べたい時に食べさせてもらって、
会いたい時に会えるし、結婚もできる。
考えば考えるほど、西村先生との関係性を築いた方が莉子のためだってことも分かるし、そこが上手く行けば、
俺の心に引っかかってる物も綺麗さっぱり無くなる。