極上タラシオトコの本気を引き出す方法
それでも。
そこまで予測が出来ても。
俺はやっぱり俺だけが許されてきた莉子の色んな表情を他の男に見られるのは嫌だった。
俺は気がつけば席を立ち上がって、財布からシュッとお金を抜いて葛城さんに渡していた。
「すいません。やっぱり気になるので行ってきます。」
「へっ?朔也さん?」
そんな葛城さんの声が聞こえたけど、俺はもう止まれなかった。
莉子がこうなってる時点で飲み会はもう終盤だろう。
間に合わずに西村先生に連れて帰られたらきっと後悔する。
その気持ちが大きくて俺は急いで車を走らせた。
どうか、持ち帰られていませんように。
そう願いながらお店に向かうと、井口たちと思われるグループがお店の前で輪になっていた。