君の愛に酔う~藤の下で出会った2人の物語~
「その件に関しては、君には何の責任もない。私は王妃が不貞を働いたとは思っていないし、許すつもりでいたんだ。だけど王妃は行方をくらましてしまってね。」
「はい、エミリアから聞きました。」
「君は王妃の幼馴染だろう。彼女が行きそうな場所に心当たりはあるか?」
「ウィステリアとかどうだ?」
ロートシルトが突然口を挟んできたので、こいつはいきなり何を言い出すんだとユリウスはムッとする。
「ウィステリアですか・・・あり得ない話ではないと思います。ジゼルの母上は現ウィステリア国王ウィリアム陛下の実の姉君ですから。」
「何だって⁉」
「マグノリアの皆様が知らないのも無理ありません。エドウィナ様が亡くなられた後、ユーフォルビアとウィステリアの国交は断絶し、ユーフォルビアはウィステリアから妃を迎えた事実を無かったことにしたんです。」
「そうだったのか。じゃあ、あともう一つ聞きたい。この女性は誰か分かるか?」
そう言ってロートシルトは1枚のポストカードを差し出した。
そのポストカードには、にっこりと微笑む赤毛の家族の写真が印刷されている。
ポストカードを見たアランは優しい笑みを浮かべた。
「この若い女性ですか?間違いなくジゼルです。あぁ、ジジ。無事で本当に良かった。」
「はい、エミリアから聞きました。」
「君は王妃の幼馴染だろう。彼女が行きそうな場所に心当たりはあるか?」
「ウィステリアとかどうだ?」
ロートシルトが突然口を挟んできたので、こいつはいきなり何を言い出すんだとユリウスはムッとする。
「ウィステリアですか・・・あり得ない話ではないと思います。ジゼルの母上は現ウィステリア国王ウィリアム陛下の実の姉君ですから。」
「何だって⁉」
「マグノリアの皆様が知らないのも無理ありません。エドウィナ様が亡くなられた後、ユーフォルビアとウィステリアの国交は断絶し、ユーフォルビアはウィステリアから妃を迎えた事実を無かったことにしたんです。」
「そうだったのか。じゃあ、あともう一つ聞きたい。この女性は誰か分かるか?」
そう言ってロートシルトは1枚のポストカードを差し出した。
そのポストカードには、にっこりと微笑む赤毛の家族の写真が印刷されている。
ポストカードを見たアランは優しい笑みを浮かべた。
「この若い女性ですか?間違いなくジゼルです。あぁ、ジジ。無事で本当に良かった。」