君の愛に酔う~藤の下で出会った2人の物語~
「王妃はブルネットだったはずだが?」
「陛下、それは王妃様が染めておられたからです。この国で赤毛は差別の対象ですから。王妃様の地毛は赤であったことを、私が確認しております。」
ユリウスの疑問に、今まで黙っていたエミリアが答える。
ジゼルが赤毛だったことに幾分動揺したユリウスだったが、努めて冷静さを装う。
「そうだったか。だが、ギュンター。お前はどこでこれを手に入れたんだ。」
「ウィステリア国内の土産物屋さん。見つけた時はびっくりしたよ。店の店主に聞いたら、ウィリアム国王がずっと探していた姪っ子がやっと見つかって、この国にやって来たとか。」
「王妃をウィリアム国王への中継役にするのか?」
「ご名答。俺の情報では、ウィステリア王家の面々は護衛も着けずに頻繁に王都に顔を出すそうだ。王妃様も病院を慰問したりしてるらしい。そこでアラン君の登場だ。」
「私ですか?」
「アラン君はハートシードに行って、何とか王妃様と接触してほしい。王妃様も幼馴染の君ならそこまで警戒しないはずだ。王妃様に我々が講和したいということを伝えて、ウィリアム国王に繋いでもらってくれ。」
「そこまでやってくれたら後は私が何とかする。ユーフォルビア人の君に頼むのも変だが、ぜひとも引き受けてもらいたい。」
「陛下にはご迷惑をおかけしているので、私に役に立てることでしたら喜んでですよ。」
「じゃ、決まりだな。ハートシードへは俺が責任もって送り届ける。」
「ロートシルト殿、よろしくお願いします。」
「陛下、それは王妃様が染めておられたからです。この国で赤毛は差別の対象ですから。王妃様の地毛は赤であったことを、私が確認しております。」
ユリウスの疑問に、今まで黙っていたエミリアが答える。
ジゼルが赤毛だったことに幾分動揺したユリウスだったが、努めて冷静さを装う。
「そうだったか。だが、ギュンター。お前はどこでこれを手に入れたんだ。」
「ウィステリア国内の土産物屋さん。見つけた時はびっくりしたよ。店の店主に聞いたら、ウィリアム国王がずっと探していた姪っ子がやっと見つかって、この国にやって来たとか。」
「王妃をウィリアム国王への中継役にするのか?」
「ご名答。俺の情報では、ウィステリア王家の面々は護衛も着けずに頻繁に王都に顔を出すそうだ。王妃様も病院を慰問したりしてるらしい。そこでアラン君の登場だ。」
「私ですか?」
「アラン君はハートシードに行って、何とか王妃様と接触してほしい。王妃様も幼馴染の君ならそこまで警戒しないはずだ。王妃様に我々が講和したいということを伝えて、ウィリアム国王に繋いでもらってくれ。」
「そこまでやってくれたら後は私が何とかする。ユーフォルビア人の君に頼むのも変だが、ぜひとも引き受けてもらいたい。」
「陛下にはご迷惑をおかけしているので、私に役に立てることでしたら喜んでですよ。」
「じゃ、決まりだな。ハートシードへは俺が責任もって送り届ける。」
「ロートシルト殿、よろしくお願いします。」