甘すぎる小悪魔に見つかったなら。
「そう言えばさーこの前……」
「え? うん」
い,いいのかな。
十和,1人にしちゃったけど……
チラリ十和を見やる。
早く戻るつもりだったし,もう用件は終わったと思ったのに……
十和が1人でいるところに,もーちゃんが寄っていた。
まぁ大丈夫,だよね?
飽きたなら帰るはずだし……
もーちゃんに一定の信頼を置いている私は,軽く笑んだ。
「あゆ?」
「あ,んーん。なんだけっけ」
「いや,別……に」
聞いてなかったや,ごめんね。
そう顔を向き直した私と反対に,らきの言葉が止まる。
「らき?」
今度は私が聞く番。
「や……あいつ……全然可愛くねぇじゃん……」
らきの目線はどうやらもーちゃん達のようで。
私も見てみると,ニコニコとした十和私達を見ていた。
そんな十和を困った顔で見ているもーちゃんと十和に,取り敢えず手を振る。
簡単に返ってきて,満足した私はまたらきを見た。
「……十和? 見た目ほど可愛くないよ」
確かに,あぁしてる分にはとても可愛いとも思うけど。