甘すぎる小悪魔に見つかったなら。
でも隠すものが大きすぎて,抱えられないなら。



「気になるなら,やめちゃいなよ。少しだけ,ほんの少しだけ元に戻したらいい」



私は,手放す方を選ぶ。



「理苑くんにも,玲央也くんにも。もう既に,言いたい放題ドライにしてたでしょ? 2人の前だけでもいいし。友達,なんでしょ?」



何も言わずに,ほんの少し十和が変わってしまっても。

2人は寧ろ納得して,特に何を言うこともないと思う。



「……」



って,十和が自分で選らんでしてることなのに……!!!

余計なことを言ってしまったと,黙る十和に内心慌てる私。

どうしよう。

流石に気を悪くしたんじゃ……

ぎゅっと握る手に力が込められる。

そっと見ると,笑いすぎて力が入ったんだと分かった。

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