甘すぎる小悪魔に見つかったなら。
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「玲央也,理苑」

「「なに?」」

「2人とも,家,あっち」



そうなの?

私が視線で尋ねると,2人は迷うような動きを見せた。



「でも先輩ともうちょっといたいしー」

「別に駅まで送るくらいなんでもない」

「おれが送るから,いい」

「いやいいとか悪いとかじゃなく……」

「だめ」



何の口論なのか,2:1での攻防が始まる。



「………」「………」「………」

「……まあ,いいや。理苑,帰ろーぜ」

「うえー!!!? 十和のばか! 貸しだかんな~!!?」



玲央也くんが背を向けると,理苑くんは泣き真似をしながら舌を出した。



「帰るの? 今日はありがとう,楽しかった! また学校でね~」

「……呑気なもんだぜっ。危なくなったのは先輩だってのによー」

「十和なんて,手出されそうになったらぶんなぐったらいいからね,先輩! 十和なんてばかだから!」



変な口調の玲央也くん。

恨みがましく怒る可愛い理苑くん。

……え?

どうゆういみ? あとは,帰るだけ,なんだけど。
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