とろける程の甘美な溺愛に心乱されて~契約結婚でつむぐ本当の愛~
バスルームでのキスの感触は、より湿っていて、より官能的だった。


動く度に揺れるお湯の音と、琴音の色っぽい声が静かな空間に響く。


乱れる姿、感じてる顔に、このまま1秒でも長く、この人の白い肌に触れていたいと思った。


「好きだ」、その一言を言ってしまいたい。


ずっと長い間胸に秘めていたこの想いを、今ここで。


俺はすぐ目の前にいる琴音の濡れた髪を触り、そして、ゆっくりと頬を撫でた。


「龍聖……君……」


俺の名前。


何度も何度も聞いていたのに、今ほどその呼びかけが嬉しいと思えたことはない。


強く激しく高鳴る心臓の音が、俺の耳の奥でずっと鳴りやまない。


さあ、もうすぐ……


あと少し、声に出すだけでいい……


「琴音……」
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