とろける程の甘美な溺愛に心乱されて~契約結婚でつむぐ本当の愛~
私達は5人揃ったところで「ホテル リベルテ 東京」のロビーに入った。
「うわぁ~」
目の前に広がる光景に、全員が一瞬で圧倒された。
ヨーロッパの宮殿をイメージしたような一面大理石が敷き詰められた床、一部分にステンドグラスをはめ込んだ神秘的な壁、様々な花達が繊細かつ大胆に生けられた大きな花瓶にも視線が注がれる。
それらは全て気品に満ちていて、見るものの心を優雅な気分にさせてくれる。
こんな素敵な場所は初めてで、異国に迷い込んだような錯覚に陥った。
私にはちょっと……場違いかも知れない。
「みんな、よく来てくれたな」
声の方に目をやると、そこには龍聖君がいて、私達を出迎えてくれた。
豪華な風景の中に溶け込み、何の違和感も抱かせない龍聖君。
その姿は、まるでお城に住む王子様のようだった。
スーツの上着を脱いだグレー系のシャツと黒のパンツスタイル、ノーネクタイで胸元が少し開いている。
この前とは違ってラフな感じだけど、すごく大人っぽくて、体全体から溢れ出す色気と美しさに思わず息を呑んだ。
「うわぁ~」
目の前に広がる光景に、全員が一瞬で圧倒された。
ヨーロッパの宮殿をイメージしたような一面大理石が敷き詰められた床、一部分にステンドグラスをはめ込んだ神秘的な壁、様々な花達が繊細かつ大胆に生けられた大きな花瓶にも視線が注がれる。
それらは全て気品に満ちていて、見るものの心を優雅な気分にさせてくれる。
こんな素敵な場所は初めてで、異国に迷い込んだような錯覚に陥った。
私にはちょっと……場違いかも知れない。
「みんな、よく来てくれたな」
声の方に目をやると、そこには龍聖君がいて、私達を出迎えてくれた。
豪華な風景の中に溶け込み、何の違和感も抱かせない龍聖君。
その姿は、まるでお城に住む王子様のようだった。
スーツの上着を脱いだグレー系のシャツと黒のパンツスタイル、ノーネクタイで胸元が少し開いている。
この前とは違ってラフな感じだけど、すごく大人っぽくて、体全体から溢れ出す色気と美しさに思わず息を呑んだ。