とろける程の甘美な溺愛に心乱されて~契約結婚でつむぐ本当の愛~
私にはできないことを、絵麻ちゃんはいとも簡単にやってのける。


うらやましいと思って真似をしたところで、みんなに思いっきり引かれてしまうのがオチだろう。


絵麻ちゃんは本当に愛嬌があって、誰からも愛されて、そして大事にされてる。


「水原。碧の言うことはちゃんと聞いた方がいい。碧は俺達のお母さんみたいな存在だからな」


「龍聖、それはないだろ? せめてお父さんにしてくれる?」


「碧はお父さんというよりお母さんだよね。私も龍聖君に賛成だな」


「琴音まで! 何か嫌なんだけどなぁ」


ふてくされたように首を傾げる碧。


「それだけ碧は誰よりもしっかりしてるってことだ。俺もずっと頼りにしてる」


「だよね。みんな碧を慕ってるんだから」


「龍聖と琴音に言われたら、まあいっかってなるけどさ」


「ねえ、お腹空いた~早く食べようよ~」


絵麻ちゃんが会話を遮って、しびれを切らしながら言った。
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