とろける程の甘美な溺愛に心乱されて~契約結婚でつむぐ本当の愛~
「えっ、べ、別に何も……」


「いやだ~琴音ちゃん、何か変なこと妄想してたんじゃない?」


「え、絵麻ちゃん、やめて。妄想とかしてないから」


一瞬でも龍聖君との一夜を思い返してしまった自分に赤面する。


「なあ、みんな最近バスケしてる?」


他のバスケ部の仲間の質問にホッと胸をなで下ろす。


「仕事が忙しいから実際にプレイはできてないよ。でも、NBAは必ずテレビでチェックしてる。レギュラーシーズンからプレーオフも全部しっかり観て、もちろんファイナルはかじりつきで観てる。そうだ、龍聖はアメリカで実際に試合を観戦したんだよなぁ?」


碧がうらやましそうに言う。


「ああ、向こうにいた時は観戦した。でも、俺も仕事が大変だったから、直接見たのは数回だけ。一応、イースタン・カンファレンスもウェスタン・カンファレンスも観に行った」


「うわぁ、いいよな。数回でも直接NBAを観戦できるなんて夢みたいだよ。本当、うらやましい」
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