とろける程の甘美な溺愛に心乱されて~契約結婚でつむぐ本当の愛~
みんなから信頼され、チームを牽引している姿は、普段の可愛いイメージとは違っててとてもカッコ良かった。


そういうギャップにやられる女子も少なくなかったな。


だけど、碧もまた、そんな女子達が大勢いたにも関わらず誰とも付き合っていなかった。


「バスケはもちろん続けたかったけど、でも実際は生活していかなきゃならないし。結局、もう1つの夢だった美容師を選んでしまったよ。アシスタントの頃は仕事が終わってからずっと毎日カットの練習とかしてたし、遊びでバスケをする余裕も無かったなぁ」


確かに碧の努力は半端なかった。


早く上手くなりたい、お客様に喜んでもらいたいって、夜中まで店に残って一生懸命練習してたのを覚えてる。


手が荒れたり、時にはケガをしたりして……


つらくても疲れても笑顔を絶やさない碧のこと、親友としてすごく誇らしく……でも、心配もした。
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