もう恋なんてしないと決めていたのに、天才外科医に赤ちゃんごと溺愛されました
 さらにこの児童館は保育園と隣接している。

 子育てしやすい地域環境作りをするのがこの施設の目的で、職員同士の結束も強い。

 私もよく手が回らない部分の手伝いをしたり、逆にしてもらったり、合同イベントを一緒に考案したりと児童館職員だけでなく保育士たちとも親交が深かった。

 そういうわけで優史が生まれても退職せずに済んだばかりか、保育園や児童館で息子の面倒を見てもらう好待遇を受けている。

 今日もまた、私は優史を連れて児童館に向かった。

「あっ! ユウくん、あそぶ!」

 私が抱っこしないなら絶対に家を出ないとごねた優史が、幼児用のプレイルームを見てじたばたし始める。

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