おとなり契約結婚〜幼馴染の小児科医が推しを盾に結婚を迫ってくる件〜
「ずっとちぃが欲しかった。我慢していた分、全部受け止めて欲しい」
「きゃっ……!」
「一生離さないから覚悟を決めてくれ」
どんな覚悟が尋ねる前にベッドに運ばれていく。
あっという間に服を脱がされ、一糸纏わぬ姿でベッドに縫い止められる。
耳の裏から鎖骨を滑り、手術痕にキスが施されていく。香月の愛撫が全身に及ぶのに、そう時間は掛からなかった。
「こ、こんなにするの……?」
自分のものとは思えない甘ったるい声がひっきりになしに出てきて、思わず耳を塞ぎたくなる。香月は先ほどからあらぬところばかりを全身全霊で愛で尽くし、千春を狂おしい程に悶えさせていた。
羞恥と快感で今にも頭が焼け焦げそう。
「少しの痛みも与えたくない」
「も……ひあっ……」
「毎日毎日……甘い匂いで誘われて……。頭がおかしくなるかと思った」
効いていないと思っていたのに、ちゃんと反応していてくれていたことがたまらなく嬉しい。千春を悦ばせる材料がひとつ増えていく。
「ひぅ……!」
「あの時頭の中で想像していたこと、今から全部ちぃにするから」
そうこうしている内にまた、きゅうっと甘い疼きが身体に走り、香月にしがみつく。丹念に慣らされた身体は香月を求めていた。うるんだ瞳で香月を見上げる。