元姫に溺れるほどの愛を

教室を出て靴箱に向かう

最初は歩いていたけど自然とペースが速くなる

靴箱について靴に履き替えているところで一つのことに気づいてしまう

チームの誰の姿も見えない…

私の学校の男子生徒はけっこう所属しているはずなのに…

なぜがまた不安になる

昨日はこの時間も見かけたのに…

急いで正門へ向かう

…結愛先輩?

明るいピンクベージュの髪が見えて確信する

ジッと見ると結愛先輩が楽しそうな顔をして歩いているのが分かった

結愛先輩…機嫌良さそう。今なら話し掛けても怒られないかな…?

そう思って駆け足で近づく

「あ、の…結愛先輩!」

そう声を掛けるとピクリと先輩は肩を揺らした

「…なぁに?」

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