元姫に溺れるほどの愛を

サラッと揺れる長いピンクベージュの髪と先輩の笑みにホッと息を吐く

「あ、あの…私、先輩に何か悪いことしちゃいましたか?ごめんなさい、私分からなくて…」

頭を下げてそう言うとクスリと笑い声が聞こえる

なぜか背筋が凍りそうになった

早く…謝らないと…

先輩の機嫌を今、損ねたらいけない気がした

「ごめんなさい…私の非を教えてほしくて…」

「…あんたの非はね、結愛の昴を奪ったこと」

ビクリと体が揺れる、ある一つの噂が脳裏に浮かんだ

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