元姫に溺れるほどの愛を
『知ってる?結愛先輩の噂!』
「昴の一番は結愛だったのに…」
段々と結愛先輩の声が低くなる
『結愛先輩、昴先輩の幼馴染みだったんだけど引っ越しで離ればなれになっちゃったんだって!』
心臓がうるさい、冷や汗が出てくる
「なのに…帰ってきたら違ったの。ひどいでしょ…?」
先輩が一歩私に近づく
「あ、の…私…でも、昴が…」
「うるさいっ!!なんであんたが邪魔してくんの!?結愛と昴を引き裂くの!?」
『実はあの二人ね…小さい頃結婚の約束してたんだって!なのにあの子と付き合ったの…可哀想だよね、』
『「両想いだったのに!!!」』
「はぁ…はぁ…」
声を荒げた先輩が息を整える音だけがその場で聞こえる