元姫に溺れるほどの愛を

「あんたの居場所はもうないわよ?」

そう言われた瞬間、思わず先輩から一歩離れた

なんで?なにが…なにをしたの?

「…ごめんなさいっ」

そう一言先輩に言って私は全力で走り出す

ダメだ、早く…もう間に合わないかもしれないけど早くしないと

涙で視界が悪くなる、先輩の声が頭から離れない

「なんでっ…」

あの居場所をなくしたくない

まだ皆の仲間でいたい、昴の彼女でいたい

薄々分かってたんだ

もしかしたら捨てられるかもって

みんなから突き放されるなんて考えたくなかった

信じたくないよっ…

雲行きの怪しい空が更に私の不安を増幅させる

そんな泣きながら走る私を周りは見てくるけど気にしていられる場合ではなかった

十分ほど走って着いた倉庫

なぜか倉庫の周りには誰もいない

でも中からは賑わってる声が聞こえた

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