元姫に溺れるほどの愛を
そんな倉庫に入ってはいけないと危険だと頭が言っている気がしたけど心は皆の笑顔がみたい、それだけだった
胸が痛い、それが走ったせいなのか今から起こる出来事のせいなのかは分からない
ドアノブを捻ろうと手を伸ばすけど手が震えてなかなか力が入らなかった
大丈夫、結愛先輩がからかっただけだよ
今までの時間を思い出して勇気を出す
ドアノブを捻った
キィーッと立て付けの悪い扉は高い音を出す
この音が意外と響くから中の皆は誰かが来たってすぐに分かる
怖い
考えすぎかもしれない
それが思い過ごしなら昴に抱きしめてもらおう
他の皆にも慰めてもらおう
ぎゅっーって隙間なく抱きしめてもらって安心したい
涙を拭って扉を開いた