大食いパーティー、ガーデンにて奮闘する
「リリアナ! 霧は絶対に吸うな!」
結界の中にいるテオが叫ぶ。普通に考えて、あれが本物だろう。
ほかのテオたちがゆらりとリリアナに近づいてくる。
隣に立つハリスが緊張した面持ちで出刃包丁を構えた。あごの骨が浮き出ていて、強く奥歯を食いしばっているのが見て取れる。
偽物のテオたちの正体はなんだろうか。
出刃包丁で刺したりして大丈夫!?
冒険者同士の殺し合いは、いかなる理由があってもご法度だ。もしも魔物ではなくて人間だったらと考えると恐ろしい。
そこでリリアナは、弱い雷を落として気絶させてみることにした。
生意気そうなテオそっくりの顔をして近づいてくるヤツらの頭に雷を落とす。しかし当たったと思われた稲妻はすり抜けて地面に吸い込まれていった。
「え……?」
戸惑っていると、また結界の中からテオが叫ぶ。
「そいつらの弱点は火だ! 魔物だから遠慮なくぶちかませ!」
テオの言葉を信じて手のひらに炎を発生させると、それを見た偽物たちがピタリと立ち止まる。
たしかに火が苦手らしい。
ハリスが出刃包丁をマジックポーチにしまい、代わりに長剣を取り出した。ハリスがその武器を持つ姿をリリアナは初めて見た。しかも、剣の刃先からゴオッと炎が噴き出す様子にギョッとする。
驚くリリアナに向かってハリスはニッと笑った。
「調理士になる前は、魔法騎士だったんだ」
結界の中にいるテオが叫ぶ。普通に考えて、あれが本物だろう。
ほかのテオたちがゆらりとリリアナに近づいてくる。
隣に立つハリスが緊張した面持ちで出刃包丁を構えた。あごの骨が浮き出ていて、強く奥歯を食いしばっているのが見て取れる。
偽物のテオたちの正体はなんだろうか。
出刃包丁で刺したりして大丈夫!?
冒険者同士の殺し合いは、いかなる理由があってもご法度だ。もしも魔物ではなくて人間だったらと考えると恐ろしい。
そこでリリアナは、弱い雷を落として気絶させてみることにした。
生意気そうなテオそっくりの顔をして近づいてくるヤツらの頭に雷を落とす。しかし当たったと思われた稲妻はすり抜けて地面に吸い込まれていった。
「え……?」
戸惑っていると、また結界の中からテオが叫ぶ。
「そいつらの弱点は火だ! 魔物だから遠慮なくぶちかませ!」
テオの言葉を信じて手のひらに炎を発生させると、それを見た偽物たちがピタリと立ち止まる。
たしかに火が苦手らしい。
ハリスが出刃包丁をマジックポーチにしまい、代わりに長剣を取り出した。ハリスがその武器を持つ姿をリリアナは初めて見た。しかも、剣の刃先からゴオッと炎が噴き出す様子にギョッとする。
驚くリリアナに向かってハリスはニッと笑った。
「調理士になる前は、魔法騎士だったんだ」