カラダダケの関係に依存していた私の話
私の心を削るストレス。


なにが原因かなんて、分かりきっている。


わたしは、父のせいで何度か過呼吸を起こしたことがあった。


それで病院に運ばれても、"じゃあもうユキちゃんと話さないからいいよ"と。


その場の勢いでできもしない事を口走り、次の日になるといつも通り話しかけくる。


そんな父に何を言っても火に油を注ぐだけだと分かっている母も、強く出れずにいた。


父は、娘が自分のせいで苦しんでいてもなお、性格を変えるようなことはしない。


あるいはできない。


父が変れないのなら私がここから逃げよう。


そして病院からも卒業するんだ。




結果的に、9歳の幼い私がした決断を現実にするまで約10年もの時間を要してしまった。


< 9 / 97 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop