再会から始まる両片思い〜救命士の彼は彼女の心をつかまえたい〜
今日はみんなと鍋をすることになり、また彼女に会えると内心、心が躍るような気持ちだった。
今まで数は多くないが、年齢相応にそれなりに付き合ってきた。けれど今までとは何か違う。彼女でなければダメだと本能が言っているのを感じた。
そんな中で訪れたキッチンでのふたりきりの時間。
いつまでの今のままの関係でいたくない。
このままでいたら魅力的な彼女は知らないうちに誰かのものになってしまうだろう。
その時になって後悔することだけは決してしたくない。
前に進みたい気持ちはあるが今の関係を壊したくはない臆病な気持ちが出てしまうが、今日のこのチャンスを大切にしたい。
彼女のことは俺の手から逃したくない。
できることなら腕の中におさめてしまいたい。
そんな欲望を彼女はまだ知らないだろう。
































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