再会から始まる両片思い〜救命士の彼は彼女の心をつかまえたい〜
10人のグループでレッスンを受けるが、みんな初心者でバランスが取れない。幾度となく湖に落ちてしまうが夏目さんはウインドサーフィンでボードに乗っているからか、はたまた体幹を鍛えているからなのかすぐに立ててしまう。パドルを手に進むこともできてしまっていた。
「すごいですねー」
周りの人から声をかけられると彼は笑って受け答えしていた。
女の子の扱いに慣れてるのかなと感じたくらいにとてもフレンドリー。
内心ため息が出てしまう。
なんで出来ないんだろう。
みんなだんだんコツを掴んできているのに私は何度も落ちてしまい、情けなくなってしまう。
「のどかちゃん、頑張れ」
夏目さんは励ましてくれるが、周囲からの視線を集めて恥ずかしい。
何度も何度もボードの上に立っては落ちて、みんなよりかなり遅れてどうにか立出るようになった頃にはみんなパドルで漕ぐ練習をしていた。
みんなは湖の中央に進み、あまりに不慣れな私にはとうとうみんなから離脱し、男性のインストラクターが残ってくれた。
夏目さんに一緒にやろうと言われたが、あまりにできなさすぎて申し訳ない。インストラクターにも少しやれば追いつきますよと声をかけてもらったこともあり、彼には先に進んでもらうようお願いした。
何度も振り返りながら彼は進んで行った。
ふたりきりになるとインストラクターの彼は笑いながら励ましてくれる。
「最初はみんなこんなもんですよ。俺も全然出来なかったです。コツを掴めばバランスとれるようになるんです。今は力んでるから余計に力が入りすぎてバランスが取れないんです。さ、笑って笑って。せっかくの美人が台無しです」
彼は私よりも若そうで、ジョークを交えながらなごましてくれる。さっきまでは周囲の目ばかり気にしていて、なんで出来ないんだろうって確かに力が入っていた。
みんなから離脱したおかげでのんびりしたおかげか少しすると上手く立てるようになった。
「ナイスです。いい感じじゃないですか。ほら、少し進んでみましょう。透明度が高いんですよ。少し行くだけで湖の底が綺麗なんです。魚が泳いでるのも見えますから」
「そうなの? 楽しみ」
「さ、お姉さん頑張って」
彼の軽口に、私も話しやすくなり雑談を交えながらグループのみんながいる近くまでなんとかたどり着いた。
「お姉さん、こっちこっち。ここに魚がいるの見えます?」
「どれ?」
彼が隣までやってきて私の体を支えつつ指をさした。
「あ、いた!」
嬉しくなり、思わず彼の顔を見上げるとバランスを崩して2人ともボードの上で揺れてしまう。
おっとっと……。彼は両手で私を支えると揺れが治るまでそのままの体勢で止まったままでいた。
「ごめん。つい嬉しくなって」
「大丈夫ですよ。じゃ、手を離しますね」
彼はそっと私から離れた。
だいぶ慣れてきたのか、風もなく水面も穏やかだからなのかバランスの取り方がわかってきてボードの上にいても怖さがなくなってきた。
彼に連れられ、いよいよみんなと合流した。
「すごいですねー」
周りの人から声をかけられると彼は笑って受け答えしていた。
女の子の扱いに慣れてるのかなと感じたくらいにとてもフレンドリー。
内心ため息が出てしまう。
なんで出来ないんだろう。
みんなだんだんコツを掴んできているのに私は何度も落ちてしまい、情けなくなってしまう。
「のどかちゃん、頑張れ」
夏目さんは励ましてくれるが、周囲からの視線を集めて恥ずかしい。
何度も何度もボードの上に立っては落ちて、みんなよりかなり遅れてどうにか立出るようになった頃にはみんなパドルで漕ぐ練習をしていた。
みんなは湖の中央に進み、あまりに不慣れな私にはとうとうみんなから離脱し、男性のインストラクターが残ってくれた。
夏目さんに一緒にやろうと言われたが、あまりにできなさすぎて申し訳ない。インストラクターにも少しやれば追いつきますよと声をかけてもらったこともあり、彼には先に進んでもらうようお願いした。
何度も振り返りながら彼は進んで行った。
ふたりきりになるとインストラクターの彼は笑いながら励ましてくれる。
「最初はみんなこんなもんですよ。俺も全然出来なかったです。コツを掴めばバランスとれるようになるんです。今は力んでるから余計に力が入りすぎてバランスが取れないんです。さ、笑って笑って。せっかくの美人が台無しです」
彼は私よりも若そうで、ジョークを交えながらなごましてくれる。さっきまでは周囲の目ばかり気にしていて、なんで出来ないんだろうって確かに力が入っていた。
みんなから離脱したおかげでのんびりしたおかげか少しすると上手く立てるようになった。
「ナイスです。いい感じじゃないですか。ほら、少し進んでみましょう。透明度が高いんですよ。少し行くだけで湖の底が綺麗なんです。魚が泳いでるのも見えますから」
「そうなの? 楽しみ」
「さ、お姉さん頑張って」
彼の軽口に、私も話しやすくなり雑談を交えながらグループのみんながいる近くまでなんとかたどり着いた。
「お姉さん、こっちこっち。ここに魚がいるの見えます?」
「どれ?」
彼が隣までやってきて私の体を支えつつ指をさした。
「あ、いた!」
嬉しくなり、思わず彼の顔を見上げるとバランスを崩して2人ともボードの上で揺れてしまう。
おっとっと……。彼は両手で私を支えると揺れが治るまでそのままの体勢で止まったままでいた。
「ごめん。つい嬉しくなって」
「大丈夫ですよ。じゃ、手を離しますね」
彼はそっと私から離れた。
だいぶ慣れてきたのか、風もなく水面も穏やかだからなのかバランスの取り方がわかってきてボードの上にいても怖さがなくなってきた。
彼に連れられ、いよいよみんなと合流した。