敏腕外交官は傷心令嬢への昂る愛をもう止められない~最上愛に包まれ身ごもりました~

 頬に添えられていた手がゆっくりと下に移動して、首筋をつうっと撫でる。触れられた肌はじわじわと熱を持ち、もっと触れてもらいたいと主張するように、赤く染まった。

 彼と一緒にいられる時間はあと僅か。恥じらうばかりで素直にならなかったら、後できっと後悔する。

「私も……同じ気持ち」

 叶多くんの目をジッと見つめて告げ、勇気を出して自分から触れるだけのキスをした。

 唇を離した直後、叶多くんが唐突に身を屈め、私の体をひょいと抱き上げる。憧れのお姫様抱っこにときめきを覚えたのも束の間、運ばれた寝室のベッドの上で、体を覆う着物や帯を一つひとつ順に剝がされていった。

 和装に合わせてアップにしていた髪もほどかれ、ようやく生まれたままの姿になった私は、叶多くんに思い切り愛でられると、あっという間に達してしまった。

 その熱が冷めやらないうちに、昂った彼自身を受け入れる。

「美来の体、ちゃんと俺を覚えてるな……喜んで締め付けてくる」
「そうよ……。忘れる、わけ、ない……っ」
「かわいい。ちゃんと、奥まで満たしてやるからな」

 余裕たっぷりに告げた彼が、一度引いた腰を激しく打ち付ける。

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