チャラモテ先輩に、めちゃくちゃ溺愛されてますっ!


「――というわけで、みくちゃんの最寄りの駅を教えてくれる?明日から一緒に学校に行こっ♪」


と、さっきの超カッコいい小嶋先輩が、さっきのメンバーと共にトレイを持って立っていた。


「ちょうどここの席、空いてるから一緒していい?」


いいとも悪いとも、答えていないのに、ガタンっとハンバーグの乗ったトレイをテーブルに置いて、先輩はあたしの右隣に座った。


「えと、なんであたしの名前……」


と、わけを聞こうと思ったのに、


「盗み聞きですか、先輩。私とみくの会話に入ってこないでください」
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