Rhapsody in Love 〜二人の休日〜
「俺、出て行った方がいいんですか?」
「……は?」
ぽつりと出てきた遼太郎の消沈した声色に、みのりは反応する。
「俺、もう2、3日は先生と一緒にいたいと思ってたんですけど」
「え、まだお家には帰らないの?」
「家にはいつ帰るか、まだ言ってないから……」
それを聞いたみのりの表情が、気色ばんだ。
「じゃあ、私が帰ってくるのを、ここで待っててくれるの?」
「はい……」
高校生の時のようにはにかんだ笑顔で遼太郎が答えると、みのりは感極まって裸の遼太郎に抱きついた。
「もう帰っちゃうと思ってたから、すごく嬉しい…っ!」
遼太郎の胸に顔を押し付けて、背中に回した腕にギュッと力がこもる。この想定外に可愛すぎるみのりに、遼太郎の胸がキュゥンと痛いくらいに痺れた。そして、同時に、意思に反して下半身の方も反応してしまう。
——あ、やば……。
遼太郎は、起きてすぐにパンツを穿かなかったことを後悔した。
「俺、ちゃんと待ってますから。先生は仕事行った方がいいです。あと15分で9時だし」
下半身を見られるわけにはいかない遼太郎が、そう言って促す。