Rhapsody in Love 〜二人の休日〜
「うん、そうだね」
と言いながら、遼太郎の腕の中から見上げてくるみのりの眼差しの可愛さに、遼太郎はさらに胸を撃ち抜かれる。
——うわ、ホントにやばい…!
またベッドへと押し倒してしまいたくなる衝動を押し留めるように、遼太郎はみのりの肩を掴んで回れ右をさせた。そして、そのみのりの肩を掴んだまま、玄関へと押してゆく。
「それじゃ、今日は一緒に鍋でも食べよ?」
と、提案するみのりを振り返らせないように、遼太郎はみのりの背後から覗き込んだ。
「はい、楽しみにしてます。行ってらっしゃい」
「うん。行ってきます」
みのりはにっこりと天使のような笑顔を残して、ドアの向こうへ消えて行った。
「はぁ——……」
遼太郎は大きく息を吐き出して、緊張を解いた。
「本物の破壊力、マジでやばい」
会えない時間に遼太郎が頭の中で描き出すみのりとは違って、本物のみのりは遼太郎の理性も自制心も呆気なく破壊してしまう。
「俺、一晩で何回した?……ちょっとヤリすぎじゃね?」
まるで盛りのついたオスみたいに、何度も求めすぎてしまったかもしれない……。みのりは何も言わずに応えてくれたけれど、きっと今日はものすごく疲れているはずだ。