Rhapsody in Love 〜二人の休日〜



「先生……、昨日の夜はすみませんでした……」


みのりの背中がピクリと反応して、固まった。さっきみたいな笑顔を見せたかったが、とっさに硬い表情のまま振り返ってしまった。


そのみのりの顔を見て、遼太郎は少し後悔する。

わざわざ謝らなくても、みのりは根に持ったりする人ではないことは分かっている。そもそも謝らなければならないこと、とも思っていないかもしれない。

せっかく花みたいに笑ってくれていたのに、蒸し返さない方がよかったのかも…と思ったが、謝ったのは遼太郎自身のためだった。昨夜のことがずっと心に引っかかって、罪悪感に押しつぶされそうだったからだ。


そんな遼太郎の心の中が透けて見えたのか、みのりは強張った表情を解く代わりに、困ったような笑みを見せた。


「ベッドの中でのことは、普通にしてるときに持ち出しちゃダメよ」


みのりのその言葉に、遼太郎は顔を真っ赤にさせて棒立ちになる。


「どんなことしてどんな反応したとか、後から総括して反省なんてしてたら、私だって恥ずかしくて、今もこうやって遼ちゃんと顔を合わせられないわよ」


「……でも、先生の体に、たくさん痕を残してしまったし……」



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