素敵後輩の隠し事




だけど……



いつまで経っても次の一撃が来なかった。

むしろ私を押さえつける足がいつのまにか消え、顔を上げると近くに倒れている同級生がいた。

そして私の顔の近くに、城内君の足があった。




「かっこ悪いですよ」


いつもの城内君の声だけど、なんだかすごく冷たい。

驚いて彼を見上げるが、やっぱり彼の顔は見えない。

そして、仲間が城内君に掴みかかるが、彼は軽い調子でその手を取り握る。


「い、いてててて!

やめろこの野郎!!」


仲間は暴れるが、城内君は私に背を向けて彼をしっかりホールドする。

こんな凶暴そうな大の男がいとも容易くやられてしまうだなんて。

城内君は一体……


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